死臭や腐敗臭とはどんな臭い?特殊清掃員が取れない臭いの消臭を解説します

はじめに

特殊清掃の現場において、死臭や腐敗臭、腐乱臭などの強烈な臭いは簡単に取れるものではありません。

孤独死や突然死が発生し、発見が遅くなればなるほど臭いが近所に漏れてしまい、近隣トラブルに発展する可能性もあります。

この、強烈な臭いは極論を言えば、時間さえかければご家族など身内自身で取ることは不可能ではありません。

しかし、汚染物による感染症のリスクや壁紙や床材を剥がす必要があることを考慮すると専門知識のない人が行うことは得策ではありません。

そこで、今回の記事では、死臭・腐敗臭がどのようなものなのかを解説します。

目次

死臭や腐敗臭とはどんな臭いなのか解説

死臭とは、遺体の腐敗または分解とともに放出されるガスのことで、腐敗臭・腐乱臭とも呼ばれます。

この臭いは、微生物やバクテリアなどの細菌が遺体を分解する際に生成されます。

問題となるのは、その臭いの強さにあります。空間に漂う臭気の数百万倍と非常に濃いものになります。

日常の生活ではまず嗅ぐことのない想像を絶する強烈な異臭、例えるならドブのような腐った臭いで多くの方はまともに嗅ぐと吐き気を催してしまう、というような臭いです。

別の一般例では、生ごみ・チーズ・魚などの生ものが腐敗した時のような臭いとも言われます。牛乳やイカ焼きを腐らせたような臭いと例える方もいるようです。

この臭いを嗅ぎつけて、細菌だけではなくハエなどの害虫が寄ってきて卵を産み付け、ウジ虫やハエがはびこり、悪臭をまき散らすという悪循環が起こります。

身内で行える、死臭や腐敗臭を消すためのプロセス

まず先にお伝えしておくと、死臭や腐敗臭を自分で消そうというのはオススメできません。

日常生活ではまず嗅ぐことがないような強烈な臭いに加えて、対処を間違えると再発する危険性が高いからです。

ここでは身内やご遺族でも行える、死臭の消臭に向けての最低限のステップをご紹介します。

殺虫・消毒

まず、殺虫・消毒作業を行います。

室内作業がスムーズにできるように、殺虫剤の噴霧をしてハエなどを除去します。

この時、殺虫剤は市販の殺虫スプレーで大丈夫です。感染症に対処するために、殺菌消毒剤も使用してください。

殺菌消毒剤は、一般的に購入できるものとしては、薬局やネット通販で購入できる、塩化ベンザルコニウムや安定化二酸化塩素などが有効ですが、取り扱いには十分注意してください。

使用上の注意をよく守り、園芸用の噴霧器などで散布を行います。

殺菌消毒剤の類は人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、防毒マスクや保護メガネ、防護服などの装備を必ず整えてください。

遺品整理・家具類の撤去

室内の本格的な消臭作業に入る前に、まずは居住人の遺品類を整理し撤去しなければなりません。

腐敗臭の付着・浸透した遺品や家具などを残したまま、いくら消臭作業をしても臭いは残ったままになるからです。

注意すべきは、この時に残された遺品類は故人の財産なので、管理会社や大家さんが勝手に処分することは法的にできません。

親族や相続人に必要な物や重要な物、あるいは思い出の品などの選別・保管を進めて頂き不要な遺品の処分についても承諾を得る必要があります。

汚染箇所の撤去・臭いが染み込んだ壁紙や床材を剥がす

次は体液・血液・汚物などの拭き取り作業に入ります。この時、体液が付着浸透した床・壁面は拭き取り作業だけだと、腐敗臭は消えませんので剥がして撤去します。

汚染物が付着していない部分でも、特に壁紙は可能な限り全て撤去することが望ましいです。

撤去しなかった場合は臭いが残ってしまい、再度ハエやウジが繁殖してしまう可能性があるので臭いが微妙に残っているかもしれないと思うところは基本撤去しておきたいです。

直接撤去できない部分は、(窓ガラス・サッシ・キッチン台、バス、トイレ、ドア、柱など)の表面に染みついた臭いは消毒効果や除菌効果などを含む洗浄剤でしっかりと拭き取っておきます。

ここまでの作業で、当初の強烈な腐敗臭はかなり弱まってきているはずです。

少なくとも、近隣に迷惑をかける限度は下回っているはずです。

消臭・脱臭

ここから消臭作業に入ります。

病院の解剖室などでも使用される、塩素系の消臭殺菌剤である安定化二酸化塩素液を噴霧すると効果的です。

清掃が終わったら数日間放置し、ハエの二次発生や残存臭の有無を確認します。

臭いが残っていた場合は、上記作業を繰り返し行い確認をしていきます。問題がなければ、消臭・除菌は完了です。

一般家庭で行いやすい消臭・脱臭方法

コロンタブレット(気体消臭剤)・コロンパウダー(粉状消臭剤)・コロン消臭バスター(液体消臭剤)などの市販品の消臭剤を駆使して部屋を消臭していきます。

死臭は残りやすいので、消臭剤はかなり多めに使っていくのがポイントとなります。

特殊清掃業者が行う死臭・腐敗臭の消臭方法

臭いを徹底的に消すためには、専門業者による特殊清掃を行う必要があります。

特殊清掃とは、孤独死現場などで通常の清掃では落としきれない汚れや臭いを、特殊な薬品や清掃方法によって元通りに戻す清掃を言います。

特殊清掃においても上述した作業工程は扱う薬品や消臭剤の違いを除けば、ほとんど変わりはありませんが、大きな違いとして、オゾン脱臭機を使用して部屋の隅々まで消臭作業を行うため、ほとんどの死臭を消すことができます。

このオゾン脱臭機は、酸化作用を利用して臭気生成を分解・除去するもので、死臭に対して有効です。

上述した、自分自身で殺虫スプレー・殺虫消毒剤・防毒マスク・園芸用の噴霧器・消臭殺菌剤を準備する必要がなく、プロの特殊清掃業者がオゾン脱臭機を使用して清掃・消臭してくれるのは大きなメリットではないでしょうか。

業者に依頼することで、死臭・腐敗臭を隅々まで消してくれるのは一番の安心材料となります。

自分自身で残存臭がないように消臭作業をするのは、正直に言ってかなり難しいことでしょう。

知識がなければ、残存臭の発生源を特定することも容易ではありません。

もしも、身内や自分自身で死臭・腐敗臭の消臭・脱臭作業を行うのが難しいと感じた場合には、我々のような特殊清掃業者に相談したほうが確実に臭いを取り切ることができます。

弊社トータルクリーンアップでは、特殊清掃に併せて遺品整理も行っておりますので、ご自身ではやり切れない場合には是非ご相談ください。

死臭・腐敗臭は放置すると危険、その理由とは?

本来死臭や腐敗臭はすぐに消すべきで、そのまま放置しておくと様々なリスクに繋がります。

特に危険なのは、知らないうちに被害が広がることです。

例えば、腐敗液が床材に染み渡っていることで悪臭が発生していた場合に、そのままにしておくと床全体が腐っていくことになります。

早めに対処していたら、簡易な工事で済んでいたものが、放置していたことで大掛かりな現状回復工事が必要になるかもしれません。

死臭は不快な臭いだけではなく、家のどこかに不具合があることの合図でもあるので、そのままにせずに早急に対処を依頼するべきと考えます。

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この記事の監修者:谷澤 直樹

株式会社FIX 代表取締役
▶資格
・特殊清掃技能士歴10年以上
▶経歴
・特殊清掃案件にこれまで1,000件以上携わった特殊清掃のプロ。
▶メディア出演
・「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTube

会社名株式会社FIX
事業所名トータルクリーンアップ
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