【施工事例】特殊清掃 神奈川県 川崎市
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目次
本件概要
- 場所 川崎市
- 施工時期 8月
- 死後経過期間 2ヶ月
- 間取り 1K
- 作業期間 10日間(遺品整理+特殊清掃、臭気確認期間含む)
- 作業人工 8人工
- 費用 25万円
【主な作業内容】
除菌剤の噴霧(安全確保)/害虫駆除/フロア上の体液硬化処理除去/クッションフロア撤去
クロス撤去/建具解体撤去/全室除菌クリーニング/土間コンクリート染み抜き
エアコン撤去/プラズマオゾン脱臭/消臭剤噴霧(バイオ、銀イオン)
発生箇所の確認と初見
今回の現場では玄関付近で亡くなられてから、外部に体液が漏れ出し発見に至った経緯があります。
近隣への影響を考慮し、管理会社様の希望により体液除去は警察の対応が終了した当日の夜間に行うことになります。
体液汚染箇所のほとんどは室内外共にコンクリート部となる為、染み抜き作業で対応します。
室内ではハエの発生も多数見られ、クロスも害虫の影響で汚染されているため、全部撤去です。
またかなりの荷物量もあるため、ご遺族と連絡を取り、お送りするご遺品を選別し、不要なものは片付けを行います。
発生箇所付近ではクッションフロアから下の床下の解体も必須と判断します。
臭気の根源を全て取り除き、除菌クリーニング、最後にプラズマオゾン発生器を用いて脱臭、という基本の流れとなります。
一次除菌と安全確保
消毒剤(加速化過酸化水素)を浸透させた布を出入り口に設置し、出入りの際の靴底の除菌を徹底します。
同じく加速化過酸化水素を噴霧器にてマイクロ粒子化し、お部屋全体に散布することで除菌を行います。
こちらの工程は腐敗液による二次感染リスクを無くす為の工程となります。
腐敗液の付着した箇所においては、化過酸化水素を散布後に凝固剤処理にて後述の除去の準備を行います。
腐敗液の除去と汚染箇所の撤去
まずは除菌剤と硬化剤を使用し、表面付着した腐敗液をヘラで削ぎ落します。
解体が不可能な箇所、素材に体液が付着していた場合や軽度な汚染の場合は染み抜き作業を行い、体液を除去します。この場合は石材専用の薬剤を使用し染み抜きを繰り返していきます。
体液の流れ方や現場の状況を観察、考察し処理漏れのないように汚染箇所を撤去していきます。
遺品整理
室内のお荷物を選別し、貴重品をはじめとしたご遺品をご遺族様にお返しします。
処分する品物の中でも、しっかり供養してほしい、遺品をこのまま捨てるのは惜しみないというお客様が気になるものも供養して心の負担を軽減できますように合同供養いたします。
必ずご確認いただくもの | 貴重品 | ・現金・遺言書・権利書 ・登記簿謄本・年金手帳 ・カード・印鑑・通帳 ・アクセサリー・株券・金券等 ・賃貸住宅契約書・不動産売買契約書等 |
思い出の品 | ・写真・日記帳・通知表・卒業証書 ・賞状・メモ書き等 | |
ご希望を伺います | 供養する品 | ・仏壇・神棚・お人形 ・故人様が愛用していたもの等 |
リユース・リサイクルする品 | ・家具・食器・衣類 ・未使用の日用品等 |
処分する物 | ・食品、不衛生な物・汚れが著しく利用が不可能な物 等 |
オゾン脱臭と消臭剤散布
オゾン発生器を設置し2時間以上のオゾン放出を行う。(設置環境及び広さにより時間を調整します)
※オゾンが有機物質と接触し、化学反応によって菌や臭い成分を分解します。
時間の経過を見ながら、室内に上手くオゾンが行き渡るように、設置場所を変え、管理を行う。(防毒マスク必須)
オゾン停止後、室内の換気を十分に行い養生の撤去。※本工程は合計2日間に渡り行っております。
最後に噴霧器を用いて消臭剤をお部屋の全体に散布します。
まとめ
この記事の監修者:谷澤 直樹
株式会社FIX 代表取締役
▶資格
・特殊清掃技能士歴10年以上
▶経歴
・特殊清掃案件にこれまで1,000件以上携わった特殊清掃のプロ。
▶メディア出演
・「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTube
会社名 | 株式会社FIX |
事業所名 | トータルクリーンアップ |
代表者 | 谷澤直樹 |
住所 | 〒226-0024 神奈川県横浜市緑区西八朔220番 |
電話番号 | 045-271-1545 |
メールアドレス | tanizawa-cleanmeister@e-mail.jp |
URL | https://total-clean-up.com |
古物商許可番号 | 神奈川県公安委員会(令和5年8月4日移動) 第543861902100号 |