【施行事例】特殊清掃 市川市
目次
室内状況の確認
※ショッキングな内容や写真がありますので苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
死後 3週間(腐敗臭強め)
間取り 2DK(亡くなられたのは居室のベットの上)
害虫発生状況 部屋全体に害虫が発生(ハエ、ゴキブリ)
費用 17万5000円
撤去前の除菌(安全確保)
お部屋に入る前に玄関前に除菌剤を散布したタオルを敷きます。
※靴裏に付着したお部屋内の雑菌や体液を室外に出さない為です。
入室前の合掌
室内全体に除菌剤を噴霧します。
※室内には雑菌や感染症を媒介したハエなどの害虫がいる為、作業中の安全確保をします。
汚染箇所の除去及び撤去
体液の付着した箇所の除去及び撤去をします。
その後の作業をする際に足裏に体液が付着するのを極力減らす為です。
先に遺品整理をしてしまうと体液を踏んでしまい、お部屋中に体液が広がってしまいます。
↑↑↑↑体液に除菌剤を散布します。↑↑↑↑
↑↑↑↑凝固剤を散布します↑↑↑↑
↑↑↑↑スクレーパーで凝固した体液を取り除いていきます↑↑↑↑
遺品整理
遺品整理を行い、お部屋を空っぽにします。
可燃、不燃に分けて分別します。
※特殊清掃の現場で出たものは基本的にはリサイクルできません。
床及び壁の解体
体液がどこまで染み込んでいるの確認するために床、壁を解体します。
※染み込んだ体液を全て取らないと腐敗臭は取れません。
↑↑↑↑CF(クッションフロア)を剥がした↑↑↑↑
CFの下にまで体液の染み込みが見られるため、さらなる解体が必要と考えられる
↑↑↑↑ベニヤの解体↑↑↑↑
ベニヤ下の根太や大引きにまで体液の染み込みが見られるため解体の必要がある
↑↑↑↑根太、大引き解体↑↑↑↑
断熱材により体液は躯体まで染み込んでいなかった為、床の解体は以上とする
ただ、壁には体液の染み込みがあったため一部解体する必要が発生した
↑↑↑↑石膏ボードの一部解体↑↑↑↑
染み抜き
解体ができない箇所(建物の構造に関わる部分や基礎、躯体など)は染み抜き剤を使った体液を除去します。
染み抜き剤を塗ると熱が発生し、体液が表面に浮いてきますので、浮いてきたものを特殊なペーパーで拭き取ります。
↑↑↑↑隣のお部屋の間仕切り壁下の大引きに染み込んだ体液の除去↑↑↑↑
↑↑↑↑隣のお部屋の間仕切り壁下の根太に染み込んだ体液の除去↑↑↑↑
簡易清掃
室内の汚れ(臭気発生箇所)を清掃します。
腐敗したご遺体からウジが湧き、体液を付着させたハエがお部屋中を飛び回ることで、体液がそこら中に広がっております。
特に光の差し込む窓にはびっしり体液が付着していることが多いです。
これらはしっかり取り除かないと腐敗臭を発生させ続けます。
↑↑↑↑薬剤を使って窓に付着した体液の清掃↑↑↑↑
オゾン発生機による除菌脱臭
オゾン発生機とは、オゾン(O3)を発生させる機械です。
オゾンは非常に不安定な気体で、生成されたオゾンは常温で徐々に分解して、安定した酸素(O2)になります。
その様に1元素のOが容易に放出されるので、酸化がとても強く、有機物、無機物を酸化させます。
もちろん腐敗臭の元となる微生物や菌なども死滅させるので、腐敗臭をとる際は大変重宝されます。
また、オゾン発生機は毒性のある副産物を発生させないことから、2次公害のリスクがないです。
オゾン発生機稼働時間は臭気やお部屋の広さにより異なりますが、3時間〜72時間の幅行います。
本現場は臭気が強かった為24時間稼働させました。
↑↑↑↑オゾン発生機の排出口の前に扇風機を置いて効率よく室内にオゾンを充満させています↑↑↑↑
消臭剤噴霧
腐敗臭専用の消臭剤をお部屋全体に噴霧します。
消臭剤は様々あり、現場ごとに調合なども変えております。
トータルクリーンアップでは特殊清掃以外にもペット臭消臭やタバコ臭消臭、香水の消臭など行っておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談下さい。
↑↑↑↑消臭剤噴霧↑↑↑↑
以上、最後まで見て頂きありがとうございました。
この記事の監修者:谷澤 直樹
株式会社FIX 代表取締役
▶資格
・特殊清掃技能士歴10年以上
▶経歴
・特殊清掃案件にこれまで1,000件以上携わった特殊清掃のプロ。
▶メディア出演
・「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTube
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