【施工事例】特殊清掃　東京都　武蔵野市

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目次

• 本件概要
• 発生箇所の確認と初見
• 一次除菌と安全確保
• 腐敗液の除去と汚染箇所の撤去
• 遺品整理、汚染箇所の解体続き
• オゾン脱臭と消臭剤散布
• まとめ

本件概要

• 場所　　　　　武蔵野市
• 施工時期　　　11月
• 死後経過期間　３ヶ月
• 間取り　　　　1R
• 作業期間　　　10日間(遺品整理＋特殊清掃、臭気確認期間含む)
• 作業人工　　　8人工
• 費用　　　　　20万円

【主な作業内容】

除菌剤の噴霧(安全確保)/害虫駆除/体液汚染家具解体撤去/遺品整理

フロア上の体液硬化処理除去/クッションフロア撤去/クロス撤去/一部建具解体撤去

床コンクリート染み抜き処理/部屋内除菌クリーニング/エアコン撤去

プラズマオゾン脱臭/消臭剤噴霧(バイオ、銀イオン)

発生箇所の確認と初見

ご遺体の発見時は11月、死後約３ヶ月経過の室内死現場です。今年の夏場は厳しい暑さであったことも相まり、汚染箇所の拡散範囲から腐敗の進行も相当であったと見受けられます。

臭気もやや強め。大量の害虫の発生もあります。

ご遺体はベッド上にあったとみられ、マットレスに体液が吸い込まれている状態でしたが、床へ進行し体液溜まりができております。

クッションフロア、クロスの撤去、床下の状況は解体を進めていき施工を組み立てていく計画です。

割と荷物で溢れている部屋になりますので、遺品整理を進めながら動線を確保することも安全確保の１つです。

汚染拡散されている範囲が広いので、作業時に移動するなかで二次拡散させないように足元に注意を払う必要があります。

一次除菌と安全確保

消毒剤（加速化過酸化水素）を浸透させた布を出入り口に設置し、出入りの際の靴底の除菌を徹底します。

同じく加速化過酸化水素を噴霧器にてマイクロ粒子化し、お部屋全体に散布することで除菌を行います。

こちらの工程は腐敗液による二次感染リスクを無くす為の工程となります。

腐敗液の付着した箇所においては、化過酸化水素を散布後に凝固剤処理にて後述の除去の準備を行います。

腐敗液の除去と汚染箇所の撤去

除菌剤と硬化剤を使用し、表面付着した腐敗液をヘラで削ぎ落します。

汚染が激しい家具はその場で可能な限り解体し、分別。黒色ラップで包装し搬出します。これは外部への臭気や視覚的な配慮となります。

解体が不可能な箇所、素材に体液が付着していた場合や軽度な汚染の場合は染み抜き作業を行い、体液を除去します。この場合は石材専用の薬剤を使用し染み抜きを繰り返していきます。

遺品整理、汚染箇所の解体続き

先ほどの掲載写真から、時系列がズレておりますが汚染箇所周辺に荷物がある場合、または出入口周辺に荷物が溢れている場合などは、そのような状況がほとんどではありますが、遺品整理・動線確保(遺品整理)・汚染箇所除去・建具解体などは都度状況を見て、それらを並行して同時進行で作業を進めていきます。

遺品整理に関しては、作業前の指示により居室にあるものはすべて廃棄するとのことでしたが、そのような状況においても我々の役目としましては貴重品やご遺族に一度確認してもらいたいものなどは捜索し、作業が完了するまでは保管しておきます。

その種別としましては、下記に表としてまとめましたので、ご参考までにご覧ください。

室内のお荷物を選別し、貴重品をはじめとしたご遺品をご遺族様にお返しします。

処分する品物の中でも、しっかり供養してほしい、遺品をこのまま捨てるのは惜しみないというお客様が気になるものも供養して心の負担を軽減できますように合同供養いたします。

処分する物

・食品、不衛生な物・汚れが著しく利用が不可能な物　等

オゾン脱臭と消臭剤散布

オゾン発生器を設置し2時間以上のオゾン放出を行う。（設置環境及び広さにより時間を調整します）

※オゾンが有機物質と接触し、化学反応によって菌や臭い成分を分解します。
時間の経過を見ながら、室内に上手くオゾンが行き渡るように、設置場所を変え、管理を行う。（防毒マスク必須）

オゾン停止後、室内の換気を十分に行い養生の撤去。※本工程は合計4日間に渡り行っております。

最後に噴霧器を用いて消臭剤をお部屋の全体に散布します。

まとめ

会社名	株式会社FIX
事業所名	トータルクリーンアップ
代表者	谷澤直樹
住所	〒226-0024　神奈川県横浜市緑区西八朔220番
電話番号	045-271-1545
メールアドレス	tanizawa-cleanmeister@e-mail.jp
URL	https://total-clean-up.com
古物商許可番号	神奈川県公安委員会（令和5年8月4日移動）　第543861902100号