【神奈川県横浜市】一軒家の遺品整理の料金はいくら？費用相場と安くする裏技を紹介

大切な方が亡くなり、お葬式などでバタバタした後にやってくるのが遺品整理。

人生でそう何度もあるわけではないので、費用相場を知らない方がほとんどだと思いますが、調べてみると「遺品整理って高い」って思われた方も多いのではないのでしょうか？

そこで本記事では、一軒家の遺品整理の費用相場と実際の事例を紹介した後で、「高い」と言われる遺品整理の費用を安くする裏技を遺品整理のプロが解説していきます。

遺品整理とは？

身内を亡くした遺族には、悲しむ間も無くお葬式などの諸手続きが立て込みます。ようやく、落ち着いたかなと思った時にやってくるのが遺品整理です。

遺品整理とは、故人の生活用品や思い出の品を整理する作業のことです。この作業は、思い出を振り返りながら、保管するか処分するかの選択をし、処分することに決めた後は、売るか捨てるか譲るか、どの方法が良いのかも考えていく作業です。

また、故人が部屋をきれいにしていたタイプですと遺品整理の作業は軽く済むことが多いですが、いわゆるゴミ屋敷と化しているようなタイプですと、保管と処分の判断をする以前の話になり、業者と協力して遺品整理を行わざるを得なくなってきます。

一軒家の遺品整理の料金相場

一軒家の遺品整理の料金相場

ではさっそく、一軒家の遺品整理の料金相場を間取り別に見ていきましょう！

下記の表は、みんなの遺品整理が800社以上の遺品整理の業者のホームページおよび、3万人以上の実際に利用した金額データから算出した表です。(2022年8月15日時点)

間取り	料金相場	作業人数
1R/1K	30,000円～80,000円	１~2名
1DK	50,000円～120,000円	２~3名
1LDK	70,000円～200,000円	２~4名
2DK	90,000円～250,000円	２~5名
2LDK	120,000円～300,000円	３~6名
3DK	150,000円～400,000円	３~7名
3LDK	170,000円～500,000円	４~8名
4LDK以上	220,000円～600,000円	４~10名

上記の表を見てみると、値段の幅が非常に大きいことに気づくと思います。同じ間取りで遺品整理を行なっているのに、なぜこんなにも差が開いてしまうのでしょうか？

料金表に幅がある理由とは？

上記の料金表に幅がある理由は、遺品整理の値段が人件費と回収品の費用に主に依存していることが関係しています。

例えば、同じ1LDKでも物量が少なく、きれいな部屋であれば作業人員も作業時間も少なく済みます。

一方で、ゴミ屋敷のような状態の1LDKではまず、ものを処分する費用が大きくなります。それに伴って、作業人員も追加しなければなりません。また、リサイクル家電などの処分品が多くなると、処分費用もかさみます。さらに、お部屋の状態がひどい場合は、特殊な消毒の作業が入ることもあります。

このようにして、同じ間取りでもお部屋の状況によっては大きく価格変動してくるのが遺品整理なのです。それでは、具体的に何によって料金が変動するのかを下記で確認しておきましょう。

遺品整理の料金事例 (マンション・戸建)

それでは、実際の料金事例を見ていきましょう。下記の事例は、最近の弊社で行った遺品整理の事例になります。

作業実例①(マンション)：千葉県松戸市/1DK/費用13万円

作業エリア	千葉県松戸市
間取り	1DK
時間	1日間
人数	2人
料金	13万円
作業前後の写真
本現場は、故人の方が20年以上住まれていた住居で、貴重品はご遺族が全て回収したということで残地物を全て回収して欲しいとのことでした。作業範囲（部屋の広さ）が小さい物件だったことと、ご遺族がある程度整理をしてくださっていたため、お安くなった事例となります。 　　　　 仕分け作業を通じて、プラスチック、金物、木材、古紙、家電、陶器、お洋服、可燃ごみに細かく分類。リサイクル可能なものを重点的に仕分けを進めました。 　　　　 当物件は、3階の部屋でエレベーターが無かったため、重たい物は解体し階段搬出。弊社では、エレベーターが無い場合、階数ごとに費用増加します（1,000円〜3,000円程）。 遺品整理完了後、無料の簡易清掃を行い、作業終了とさせていただきました。

作業実例②(戸建)：千葉県千葉市/4LDK/費用50万円

作業エリア	千葉県千葉市
間取り	4LDK
時間	3日間
人数	9人
料金	50万円 （畳18畳分新品交換費用含む）
作業前後の写真
本現場は、写真の通り、長年溜め込んだお荷物が散乱しており、ご遺族だけでは手に負えない状況でした。4LDKという広さで、お部屋全体にお荷物がある状況ですと、作業日数と作業人員が取られてしまうため、費用が大きくなってしまう事例となります。 　　　　 また、可燃・不燃ごみ、紙類、プラスチック、金物、木材、家電、陶器、洋服を分別し、古物買取も行いました。これらを分別梱包後、2トンのトラックに荷積しました。畳交換も行いました。 　　　　 作業後に簡易清掃を無料で行い、箒を使って掃除し作業完了とさせていただきました。

費用を安く抑える裏技4選！

ここまで見てきた方は、「遺品整理って結構高い」と思われた方も多いと思います。これは、遺品整理が人手がかかる作業であり、処分する物量が多くなる傾向があるため、仕方ないところがあります。

そこで、「多少の労は厭わないから、数万円でも安くできたらいいのに！！」という方のために、遺品整理の専門業者である弊社がこっそりと遺品整理をお安くする裏技をご紹介いたします。

それでは、それぞれの裏技ついて詳しく見ていきましょう。

①使える家電は「東南アジアへ輸出する買取業者」へ持ち込む【オススメ度：★★★★★】

遺品整理を安くする方法の一つ目は、使える家電や家具の場合は、「東南アジアへ輸出する買取業者」へ持ち込むになります。この方法は、業者の間でも知る人ぞ知るS級の裏技なので、本当におすすめです！この業者は、使えるものであれば、汚れていても無料で引き取ってくれます。

なぜこんなことが可能なのかというと、東南アジアでは日本の中古品の家具や家電が品質が良く、需要がとても大きいことが背景にあります。日本で販売された家具や家電のことを「ユーズド・イン・ジャパン」と呼び、現地の方々はそれらを高い値段で購入していきます。

そのため、それらを日本から輸出する業者は、多少汚れていたりしても無料（値段がつく場合もある）で引き取っていくのです。

「不用品買取　東南アジア　業者　買取　＋お住まいの地域名」などで検索していただくと出てきますので、お住まいの地域に対応した業者をお調べ下さい。

②使えない家具家電はクリーンセンターへ持ち込む【オススメ度：★★★★☆】

使える家具は①の方法がベストですが、使えない壊れてしまった家具は捨てるほかありません。その場合は、一番安く処分できるのはクリーンセンターです。

クリーンセンターのことを聞いたことがない方もいらっしゃるかも知れませんので、簡単に説明しますと、クリーンセンターとは行政が運営しているゴミ処理施設で、家庭用のゴミを格安で引き取ってくれるところです。クリーンセンターにもよりますが、10キロあたり200円〜400円 ほどで引き取っているところが多いので、2tトラックにパンパンに詰めたとしても、2〜3万円前後で処分できてしまいます。

注意点としては、お住まいの地域にクリーンセンターが無い場合や、クリーンセンターによっては、引き取り不可のものなどが指定されている場合があるので、お住まいの地域の近くのクリーンセンターのHPを確認することが重要です。

お住まいの地域にクリーンセンターがあるかどうか調べるにはこちらが便利です→清掃工場検索地図

③相見積もりを出す【オススメ度：★★★★★】

遺品整理を安くする方法の３つ目は、相見積もりを出すです。定番の方法ですが、なぜ相見積もりが大切なのか、その理由を見ていきましょう。

まず最初に、複数の業者に見積もりを依頼し、「他にも業者さんに見積もりを出してもらっています。」と言うだけで、各業者が競り合うことになります。少なくともぼったくりに合う確率はこの時点でだいぶ低くなると思います。

次に、サービス内容の比較です。複数の業者から見積もりを受けると、それぞれの業者が提供するサービスの詳細が分かります。これにより、どの業者がより充実したサービスを提供するかを比較できます。

そして、一番重要なのは悪徳業者を避けられると言う点です。相見積もりを受けることで、ぼったくりを見抜くことが可能です。優良な業者は、適正な価格で透明性のあるサービスを提供する傾向があります。

相見積もりを出すことは、価格を下げる定番の方法ですが、悪徳業者に引っかからないために絶対に必要なステップです。どんなに急ぎでも、最低でも2社からは見積もりを取るようにしましょう。

④メルカリなどで売る【オススメ度：★★☆☆☆】

最後の方法は、メルカリなどの中古転売サイトで売るです。この方法は、とても面倒な作業が待ち受けているので、時間がない人にはお勧めできません。

遺品整理を安く行うには、売れないものはできるだけ安く処分し、売れるものはできるだけ高く売ることが必要です。

①であげたような一括で買取を行う業者は、一括で買い取る代わりに一個あたりの買取金額を買い叩いてきます。

しかし、メルカリなどの個人の販売サイトを利用して一つ一つ売ることができれば、買取金額は最大になり、結果として遺品整理の費用を安くすることができます。

しかし、一度メルカリを使ったことがある方はご存知かも知れませんが、売りたい商品の写真を何枚も撮り、商品説明文を考え、販売価格の決定をし、コメント対応、売却後の梱包、発送など作業量がとても膨大になります。正直、これらの作業はかなり面倒なので、時間のない方にはあまりおすすめできない方法になります。

最後に

本記事では、一軒家の遺品整理の相場と実際の事例を見てきました。料金相場表を見るとわかるように、サービスの費用としてはかなり高額な部類になることがわかると思います。その理由は、遺品整理には多くの人手と時間がかかってしまうことと、物の処分にはお金がかかるということにあります。

遺品整理を安くするには、第一に、その人手がかかる部分を自分でやるということです。本記事では、その方法を４つ紹介させていただきましたが、「相見積もりをとる」以外の方法はどれも面倒な作業になりますし、持ち込む場合はトラックの用意や、大きな家具を一緒に積んでくれる協力者が必要になります。

もし、故人様の家が遠方にあって、遺品整理に割ける時間が無い方や、故人様の物量が多くてとてもじゃないけど一人では難しいとお悩みの方がいれば素直にお近くの業者に頼んでください。無理をして重い荷物が上から落ちてきて大怪我することもあります。

弊社トータルクリーンアップは、東京・神奈川・千葉エリアで遺品整理を行う専門業者です。もし、お悩みなどありましたらお気軽に下記までご連絡くださいませ。みなさまのご連絡をお待ちしております。

会社名	株式会社FIX
事業所名	トータルクリーンアップ
代表者	谷澤直樹
住所	〒226-0024　神奈川県横浜市緑区西八朔220番
電話番号	045-271-1545
メールアドレス	tanizawa-cleanmeister@e-mail.jp
URL	https://total-clean-up.com
古物商許可番号	神奈川県公安委員会（令和5年8月4日移動）　第543861902100号