【施工事例】特殊清掃における腐敗液の除去を解説

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目次

本件詳細

  • 作業内容 遺品整理+特殊清掃(消毒消臭含む)
  • 場所   千葉県(以下非公開)
  • 間取り  2LDK
  • 作業期間 1週間(臭気確認含む)
  • 作業人工 7人工
  • 荷物量  23㎥
  • 合計費用 41万円

遺体の腐敗液による危険を解説

孤独死による現場でみられる遺体の腐敗液にはどのような危険性があるのか、知る方は少ないのではないでしょうか。

遺体の腐敗液にはウイルスや細菌、病原体等が含まれている可能性があり、それらが体内に入り込むことによって感染症にかかる危険が大いにあります。

そのため、故人の通帳や印鑑などの貴重品類が必要になった場合でも、業者の除菌や清掃作業が終わるまでは室内に立ち入ることは避けましょう。

この先の記事では、遺体の腐敗液による危険性について、実際の施工事例とともに特殊清掃方法をご紹介します。

腐敗液による危険性

腐敗した遺体は長時間放置されると溶けて血液や体液の漏出が進んでいきます。

腐敗が進行すると体内にガスが発生し時間の経過とともに皮膚を突き破り体外に放出されます。

そのため、特に孤独死の場合には、長時間放置されて血液や体液が漏出するので感染症にかかるリスクが高まります。

ここで感染症とは、細菌やウィルス、寄生虫などの病原体が体内に入り込むことによって発熱や嘔吐、下痢などの症状をもたらす病気を指します。

そのため、先述の通り故人の通帳や印鑑などの貴重品が必要になった場合、感染症対策をとらずに現場に立ち入ることは極めて危険な行為ということになります。

特殊清掃が必要な現場に入る場合には防毒マスクや防護服を着用するなどの感染症対策を徹底し、現場の除菌を行ってから入室します。

腐敗液の除去

全身の装備を整えてから入室しますが、まずはじめに除菌剤(加速化過酸化水素)を使い空間の洗浄を行います。

違うケースでは、ハエやウジなどの害虫が発生している場合あり、その場合は殺虫剤を噴霧します。

体液が付着している箇所に関しては、除菌剤(加速化過酸化水素)と凝固剤を使用し、硬化した腐敗液を削ぎ落しながら除去していきます。

表面を除去して終わりではなく、多くの場合、床下に腐敗液が浸透してしまっているので、汚染部分を解体していく必要があります。

このように、僅かな隙間から腐敗液は浸透していきますので、特殊清掃の現場では状況をよく理解し汚染箇所をもれなく除去していかなければ、臭気の原因を抑えることができません。

構造上、解体が不可能な箇所については染み抜き除染を行い体液を取る方法もあります。

このように、特殊清掃の現場では様々な準備を行い、様々な道具や薬品を使用し、時には状況を推察し仮説をたて、悲惨であった現場を再びよみがえらせる一歩を担い、業務に取り組んでおります。

まとめ

今回は特殊清掃についてのお話と施工事例をご紹介いたしました。

お困りの際はトータルクリーンアップまで是非ご連絡ください。

生前整理、遺品整理、ペット臭消臭、タバコ臭消臭も我々にお任せください!

この記事の監修者:谷澤 直樹

株式会社FIX 代表取締役
▶資格
・特殊清掃技能士歴10年以上
▶経歴
・特殊清掃案件にこれまで1,000件以上携わった特殊清掃のプロ。
▶メディア出演
・「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTube

会社名株式会社FIX
事業所名トータルクリーンアップ
代表者谷澤直樹
住所〒226-0024 神奈川県横浜市緑区西八朔220番
電話番号045-271-1545
メールアドレスtanizawa-cleanmeister@e-mail.jp
URLhttps://total-clean-up.com
古物商許可番号神奈川県公安委員会(令和5年8月4日移動) 第543861902100号

【施工事例】特殊清掃における腐敗液の除去を解説” に対して1件のコメントがあります。

  1. Tiara_G より:

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