ゴミ屋敷になる原因と対処方法をわかりやすく解説!【ゴミ屋敷診断チェックリスト付】

近年社会問題となっているゴミ屋敷について、ゴミ屋敷になってしまう原因とその対処法について解説していきます。また、本記事では付録としてゴミ屋敷になりやすい人の自己診断チェックリストをつけていますので、気になる方はぜひ診断してみてください。

ゴミ屋敷とは何か?

ゴミ屋敷とはTVなどのメディアで取り上げられることが多いので、ゴミ屋敷がどんなものなのかイメージできない人はあまりいないと思いますが、改めてゴミ屋敷はどのようなものなのか、定義・特徴の説明をした後、実際の事例を見て確認していきましょう。

ゴミ屋敷の定義と特徴

ゴミ屋敷とは、生活空間が大量のゴミや不要な物で埋め尽くされ、整理整頓が行き届かずに通常の生活ができない状態を指します。特徴としては、部屋や家がゴミや物品で溢れ、床や家具が見えなくなり、腐敗したゴミから発生する悪臭や害虫、害獣の存在、衛生状態が悪化している状態などを指します。
ゴミ屋敷に住むことは健康や精神的な側面に悪影響を及ぼすだけでなく、周辺住民への悪影響も大きい社会問題の1つとなっています。

ゴミ屋敷の実際の事例

下の画像は、弊社で実際にあったゴミ屋敷化した住宅の事例です。このような状態になると、どこから手をつければいいのか判断が個人では難しく、さらに安全上のリスクがあるため、業者に依頼する方が増えています。

ゴミ屋敷が生まれる主な要因

さて、ゴミ屋敷の概要がわかってきたところで、本題のゴミ屋敷が生まれてしまう原因は一体なんなのでしょうか?
その原因となるのは主に5つあり

ゴミ屋敷の主な原因

  • ものを簡単に買ってしまう
  • 買ったものを簡単に捨てられない
  • 忙しくて片付けする時間がない
  • 汚い環境を汚いとあまり思わない
  • 精神的な病気

が挙げられます。それでは、順番に解説していきましょう。

①ものを簡単に買ってしまう

ゴミ屋敷ができる主な要因の1つ目は、ものを買ったら捨てられないという心理にあります。現代社会では、安価にものが手に入りやすくなっていることや、広告やSNSなどの影響を受け、新しい物を手に入れることへのハードルが下がっています。また、トレンドの波が短いことも背景に商品の流行り廃りのスパンがとても短くなっています。これによって、商品の購入サイクルがかなり頻繁になってきています。

しかし、欲しい物を手に入れることによる喜びや満足感は一時的であり、その欲求を満たせば満たすほど、次第に物の数が増えていきます。結果として、収納スペースが限られているにもかかわらず、購入した物を適切に整理整頓することができないまま、部屋が乱雑化していきます。

このように物が増えると、使わない物や価値のない物が場所を取るだけでなく、それが精神的なストレスを引き起こし、その精神状態の悪化が、さらなるゴミ屋敷化に拍車をかけることにもつながっていきます。

②買ったものを簡単に捨てられない

ゴミ屋敷の原因の2つ目は、買ったものを簡単に捨てられないという心理です。買ったものには一定の価値を感じたり、思い出があったりして、「今は使わなくても、いつかはきっと使う日が来るかもしれない」と考えてしまうことで、永遠とモノを捨てることができなくなってしまいます。

結果として、使わなくなった物や壊れた物、いらない物が溜まっていき、ゴミ屋敷化へとつながっていきます。

この心理は、買い物によるストレス解消や収集欲と深く関連しています。そのような人は物を手に入れることによって満足感を得ますが、手放すことで不安や喪失感を感じるのです。

③忙しくて片付けする時間がない

ゴミ屋敷の原因の3つ目は、忙しくて片付けする時間がないということです。現代社会では、子育てと仕事の両立や、家族の世話となどが個人の時間を圧迫しています。

こうした忙しさの中で片付けに時間を割くことが難しくなり、洗濯物やゴミ捨ての頻度が減って、物が溜まっていく結果となります。使わない物や不要な物が部屋に積み重なり、整理整頓がどんどん後回しになっていきます。忙しい日常においては、他の優先事項に時間やエネルギーを割かざるを得ないため、片付けが後回しにされ、結果として、ゴミ屋敷化の要因となることがあります。

④汚い環境を汚いとあまり思わない

ゴミ屋敷の原因の4つ目は、「汚い環境を汚いとあまり思わない」という心理です。個人の価値観や感覚によって、環境の清潔さや整理整頓の重要性に対する認識が異なります。

この心理的要因により、一般的に「汚い」とされる環境でも、自分自身ではそれほど問題視しない傾向があります。たとえば、物が散らかっていたり、埃やゴミが積もっていたりしても、それを自覚せずに過ごすことがあります。

この心理的な現象は、個人の感覚のゆがみや、環境に対する慣れや麻痺が関係しています。特にこうした感覚が麻痺している人が一人暮らしをしていると、自覚がないまま部屋が汚くなっていき、取り返しがつかないレベルのゴミ屋敷になってしまうことが多くあります。家族と一緒に住んでいる頃は、汚くなる前に掃除をしてくれる人や、それを指摘してくれる人がいるのでゴミ屋敷レベルまでにならないのですが、一人暮らしをすると掃除管理する人がいなくなってしまうため、ゴミ屋敷化のリスクが高くなるのです。

⑤精神的な病気

ゴミ屋敷の原因の5つ目は、「精神的な病気」です。具体的な例としては、「うつ病」や最近話題の「セルフネグレクト」などが挙げられます。

うつ病の場合、抑うつや無気力感があり、日常生活における活動や物の整理整頓が困難になります。部屋が乱雑になり、使わない物やゴミが溜まる傾向にあります。

セルフネグレクトとは、自己の健康や生活環境の管理を怠っている状態のことを指します。心身の不調や無関心により、物の整理や清掃が疎かになります。部屋が汚れやすく、ゴミが溜まることでゴミ屋敷が形成されることがあります。

あなたはゴミ屋敷予備軍?チェックリスト13項目

本節では、自分自身がゴミ屋敷住人予備軍に該当する可能性があるかどうかをチェックするための10項目のリストを紹介します。このチェックリストを使って、自分がどの程度ゴミ屋敷のリスクを抱えているのか診断できるようになっています。
もし、7個以上当てはまった方は、将来的にゴミ屋敷になってしまうリスクがとても高いので、必要であれば周囲の助けや専門家に相談することをお勧めします。また、現在ゴミ屋敷の状態にすでになってしまっている方は、早急に専門家にご相談ください。それでは、チェックリスト診断をやってみましょう!

ゴミ屋敷予備軍チェックリスト13項目

  • 物を捨てることはもったいないと考えてしまう
  • 一年以上着ていない服がたくさんある
  • 物を収集する癖がある(フィギュア、カード、シールなど)
  • コンビニなどで、よく衝動買いをよくする
  • 整理が苦手で、洋服ダンスはいつもぐちゃぐちゃ
  • 買い物をするときなどに迷いがち(意思決定のスピードが遅い)
  • 洗濯物を1週間以上溜め込むことがある
  • 忙しく、片付ける時間が取れない
  • 郵便ポストがパンパンになっている
  • 情緒的なつながりがある物を捨てられない(ぬいぐるみなど)
  • 冷蔵庫に腐った野菜や飲みかけてから1ヶ月以上経ったペットボトルがある
  • 一人暮らしで、近くに住む友人や家族がいない
  • 人間関係のストレスで睡眠不足が続いている

(ゴミ屋敷になる要因は人それぞれ異なるため、このリストはあくまで参考としてご活用ください。)

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ゴミ屋敷に住む3つのデメリット

ここまで、ゴミ屋敷の定義やその原因についてみてきましたが、そもそもゴミ屋敷に住むことへのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

デメリットは、主に下記の3つあります。

ゴミ屋敷に住む3つのデメリット

  • 健康への悪影響
  • 火災のリスクの増大
  • 周辺住民への悪影響

それでは、これらについてそれぞれ解説していきます。

①健康への悪影響

ゴミ屋敷に住むデメリットの1つ目は、健康に悪影響を及ぼすということです。まず、ゴミや汚れが溜まることで、害虫や害菌が繁殖しやすくなります。これにより、感染症やアレルギーのリスクが高まります。また、ゴミの中には有害物質やカビが含まれていることもあり、長期間の曝露により呼吸器疾患や皮膚トラブルなどの健康問題を引き起こす可能性があります。

さらに、ゴミ屋敷は生活環境の悪化につながります。部屋が密閉され、換気が不十分になることで空気の質が悪化し、室内に悪臭やホコリが充満します。これにより、咳やくしゃみ、頭痛、疲労感などの症状が現れることがあります。

さらに、ゴミ屋敷の中では身体活動が制限されるため、運動不足や筋力の低下が起こりやすくなります。加えて、ゴミ屋敷は衛生状態が悪く、清潔な食事や水の摂取が難しくなる可能性があります。これにより栄養不良や体力の低下、免疫力の低下が生じる恐れがあります。

健康への悪影響は、ゴミ屋敷に住む人々の生活状況によって異なる場合がありますが、一般的には感染症やアレルギー、呼吸器疾患、皮膚トラブル、身体活動の制限、栄養不良などが挙げられます。ゴミ屋敷を防ぐためには、定期的な清掃と整理整頓が重要です。

②火災のリスク

ゴミ屋敷に住むデメリットの2つ目は、火災のリスクが増大するということです。まず、ゴミや不用品が散乱している状態では、燃えやすい物質が多く存在し、火災が発生しやすくなります。たとえば、廃棄物や古い紙類が積み重なっていると、火花や熱源によって燃え広がる可能性があります。

さらに、ゴミ屋敷では通気性が悪くなり、換気が不十分となります。これにより、燃えやすい物質が酸欠状態の中で燃えることで、燃焼効率が高まります。また、ゴミ屋敷は通路が狭くなり、避難経路が確保されにくくなるため、火災時に脱出が困難になる可能性があります。

さらに、ゴミ屋敷では電気配線やガスラインが不適切な場所に埋まってしまうことがあります。これにより、ショートやガス漏れなどのトラブルが生じ、火災の原因となる可能性が高まります。

火災のリスクは、ゴミ屋敷に住む人々だけでなく、周囲の住民にも影響を及ぼします。ゴミ屋敷から出火した場合、隣接する建物や周辺の環境にも延焼の危険があります。

③周囲の住民への悪影響

ゴミ屋敷に住むデメリットの3つ目は、周囲の住民にも悪影響を及ぼすということです。まず第一に、ゴミ屋敷は周囲の景観を損ないます。散乱したゴミや不用品が目につくため、周囲の住環境が醜くなり、街全体の美観にも影響を与えます。これにより、住民の生活の質や物件の評価が下がる可能性があります。

第二に、ゴミ屋敷は害虫や害獣の発生源となります。ゴミや汚れは害虫やネズミなどの害獣の巣となり、周辺の住宅や施設に被害をもたらします。害虫や害獣の侵入は、住民の健康や安全にも悪影響を及ぼす可能性があります。

第三に、ゴミ屋敷は悪臭の発生源となります。ゴミや汚れが腐敗し、悪臭を放つことで近隣住民に不快な臭いが広がります。

このように、周囲の住民への悪影響は、彼らの生活環境や健康に大きな影響を与え、それが原因で住民同士の関係が悪化したり、ゴミ屋敷から火災などが発生すれば、地域レベルの問題に発展する可能性もあります。

ゴミ屋敷の原因別対処法

それでは、ここからは2章の「ゴミ屋敷が生まれる主な要因」で解説したゴミ屋敷の5つの原因についての対処法についてそれぞれ紹介していきます。

ゴミ屋敷の原因別対処法

  • 「ものを簡単に買ってしまう」の対処法
  • 「買ったものを簡単に捨てられない」の対処法
  • 「忙しくて片付けする時間がない」の対処法
  • 「汚い環境を汚いとあまり思わない」の対処法
  • 「精神的な病気」の対処法

①「ものを簡単に買ってしまう」の対処法

ゴミ屋敷の原因別対処法の1つ目のものを簡単に買ってしまう癖は、ゴミ屋敷の原因となりますが、その対処法があります。まずは自己制御を意識することが重要です。具体的な対処法としては、以下のような方法があります。

ものを簡単に買わないための方法4選

  • リスト作成: 買い物前に必要なものをリストアップし、それ以外のものは買わないようにします。具体的な目的や優先順位を持った買い物をすることで、無駄な物の購入を避けることができます。
  • 24時間ルール: 欲しいものを見つけた場合、即座に購入するのではなく、24時間待つようにします。その間に冷静に考えることで、本当に必要なものかどうかを判断することができます。
  • ショッピング禁止区域: よく買い物をする場所やオンラインストアを制限することで、誘惑を避けることができます。特定の場所への出入りを控えるなど、自分自身の環境を整えることも大切です。
  • 自己評価の見直し: 買い物をする際には、自分の本当のニーズを見つめ直すことが重要です。なぜそれを買う必要があるのか、この問いに明確に答えられるものだけを購入する癖をつけていきましょう。また、買い物でストレス解消してしまう癖がある人は、自己肯定感や幸福感を物質的なものに頼らず、他の方法で満たすように心がけましょう。


②「買ったものを簡単に捨てられない」の対処法

ゴミ屋敷の原因別対処法の1つ目の「買ったものを簡単に捨てられない」の対処法は、整理整頓の考え方を変えることが重要です。具体的な対処法としては、以下のような方法があります。

買ったものを捨てる方法

  • 1年ルール: 1年以上使っていない物は、捨てるか寄付することを考えましょう。使わない物を保管し続けることは、スペースを圧迫し、部屋を散らかす要因となります。結婚式に着て行くスーツなどは例外として、1年以上着ていない服は強制的に捨てるというルールを導入しましょう。
  • デジタル化: 書類や写真など、物理的に保管する必要のないものはデジタル化しましょう。スキャンやクラウドストレージを活用することで、スペースを節約できます。
  • 整理のルールを作る: どのような基準で物を保持するのか、捨てるのかを明確にしましょう。例えば、使用していない物や修理が難しい物は積極的に捨てるなど、自分自身にルールを設けることで整理がしやすくなります。


③「忙しくて片付けする時間がない」の対処法

ゴミ屋敷の原因別対処法の3つ目の「忙しさによって片付けする時間がない」ことの対処法は、時間を効果的に使い、整理整頓を習慣化することが重要です。以下に忙しくて片付けする時間がない場合の対処法を5つ紹介します。

忙しくて片付けする時間がない場合の対処法

  • スケジュールの優先順位を設定する: 片付けや整理整頓をスケジュールに組み込み、重要なタスクとして位置づけましょう。日常生活の中で一定の時間を確保することで、徐々に整理が進みます。
  • 5分ルールを実践する: 忙しいときでも、5分間だけ片付けることから始めましょう。例えば、机の上の乱れた書類を整理するなど、短い時間でも少しずつ進めることができます。
  • 整理収納の工夫: 物を効率的に収納する工夫をしましょう。ラベルや仕切りを活用したり、頻繁に使う物を手の届く場所に配置したりすることで、片付けの時間と労力を節約できます。
  • 家族やパートナーと協力する: 家族やパートナーと一緒に片付けを行うことで、作業時間を短縮できます。分担してタスクをこなしたり、協力しながら楽しく片付けを進めましょう。
  • 業者に頼む:どうしても一人で片付けをする気力や時間がない時は、業者に頼んで片付けてもらうしかありません。お近くの清掃業者に頼んで、解決することをお勧めします。


④「汚い環境を汚いとあまり思わない」の対処法

ゴミ屋敷の原因別対処法の4つ目の「汚い環境を汚いとあまり思わない」の対処法については、残念ですが結論としては有効な解決方法はありません。どのレベルを汚いと思うかどうかは、幼少期からの生活環境などが深く影響しているため、そう簡単には汚いと感じるレベルを変えることはできません。

しかし、そのレベルを変えることができなくても、周囲の人の意見を聞くことで自分の部屋の汚さを客観的に知ることができ、ゴミ屋敷化を回避できる可能性があります。例えば、友人や家族を家に招くというのは1つの手段で、定期的に友人や家族を部屋に招いて、率直な感想を聞くことで自分の部屋の汚さを客観視することができます。


⑤「精神的な病気」の対処法

ゴミ屋敷の原因別対処法の5つ目の「精神的な病気」に対する対処法を以下で解説します。この問題に対しては、精神面で自身の異変に気づいたらすぐに周囲の助けを頼ることが重要です。自分一人では解決しないことが多い問題になりますので、早急に専門家に相談することをおすすめします。

うつ病やセルフネグレクトへの対処法

  • 専門家の支援を受ける: まずは心理カウンセラーや精神科医などの専門家の支援を受けることが重要です。うつ病やセルフネグレクトに特化した専門家は、適切な治療やケアを提供してくれます。
  • 社会的なサポートを受ける: 身近な人やサポートグループ、コミュニティに参加することで、孤立感を減らし、社会とのつながりを得ることができます。共感や理解を得ることで、心の負担を軽減できるでしょう。
  • 日常生活のルーティンを作る: 毎日の生活にリズムを持たせることで、自己管理がしやすくなります。睡眠、食事、運動などの基本的な生活習慣を整えることで、心身の健康をサポートします。
  • 自己ケアを重視する: 自己ケアの時間を確保し、自分の好きな活動やリラックス方法を取り入れましょう。音楽を聴く、入浴する、趣味に没頭するなど、心地よい時間を過ごすことが大切です。

また、セルフネグレクトについては下記のセルフネグレクトに関する記事で詳しく紹介しています。自分がセルフネグレクトの状態に陥っているかどうかがわかる診断チェックリスト付きですので、気になる方は読んでみてください。

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ゴミ屋敷にならないための予防策

今の自分の部屋がゴミ屋敷ではなくても、仕事や家庭環境の変化次第で、どんな人でも部屋が汚くなる可能性があります。そうならないために、下記に予防策を7つ紹介しますので、できることから生活に取り入れてみましょう。

ゴミ屋敷にならないための予防策7選

  • 物品の購入を計画的に行う:必要なものをリストアップし、冷静な判断で購入することで無駄な物品を避けましょう。
  • 定期的な整理整頓を行う:定期的に部屋や収納スペースを整理し、不要な物品を処分する習慣を持ちましょう。
  • 必要最小限の持ち物に徹する:本当に必要な物品だけを保有し、余分な物を減らすことでスッキリとした生活空間を保ちましょう。
  • 整理用具や収納アイテムを活用する:整理用具や収納アイテムを上手に活用して、物品を整理しやすくしましょう。
  • 家族やルームメイトとの協力を得る:家族やルームメイトと協力し、共同で整理整頓に取り組むことで効果的な管理ができます。
  • 毎日の習慣として片付ける時間を確保する:毎日少しずつ片付ける時間を確保し、日常的に整理整頓を行う習慣を身につけましょう。
  • デジタル化やデジタルストレージを活用する:書類や写真などをデジタル化し、物理的なスペースを節約しましょう。

ゴミ屋敷の片付け方

これまで見てきた通り、ゴミ屋敷に住むことは健康面や周囲の方への悪影響などがあるため、大変危険な状態です。そのため、すでに自身の部屋がゴミ屋敷になってしまっている方は、早急に清掃をする必要があります。では、ゴミ屋敷はどのように片付けていけば良いのでしょうか?
以下では、その掃除の方法を①個人で自力でやる場合と、②業者に頼む場合の2通りの方法で紹介していきます。

①自分で片付ける方法

はじめに言っておかなければならないのは、ゴミ屋敷を個人で片付けるのはかなり困難なことであるということです。この後解説しますが、個人でゴミ屋敷を片付けることには、さまざまなリスクが伴います。プロの業者を持ってしても1日で終わらない現場があるのはザラにあるものを個人でやるとなれば途方もない時間と労力がかかります。このことを念頭に置いた上で、下記の解説をお読みください。個人でゴミ屋敷を清掃する流れは下記のようになります。

ゴミ屋敷の片付けの流れ

  • 【ゾーニング】部屋をゾーンに分けて取り組みます。一度に全てを片付けようとせず、小さなエリアから始めることで取り組みやすくなります。
  • 【整理】ゾーンごとに物品を整理します。使わないものや不要なものを判断し、処分するか保管するか決めましょう。物品をカテゴリごとに分類し、整理しやすくします。
  • 【仕分け・処分】整理した物品を仕分けします。必要なもの、売却や寄付するもの、廃棄物などに分けます。適切な方法で処分することを忘れずに行いましょう。
  • 【清掃】片付けたエリアを掃除します。埃を拭き、床や家具を掃除機やモップで清潔にします。清潔な状態を保つことで快適な空間を作ります。
  • 【収納】必要な物品を適切な収納場所に収納します。整理されたカテゴリごとに収納ボックスや棚を活用し、見やすく取り出しやすい配置を心掛けましょう。

⚠️気をつける点⚠️

  • 一度に全てを片付けようとせず、小さな目標を設定して取り組むことが重要です。
  • ガラスの破片や包丁などが床に転がっている場合があるので、室内用の靴を履いて、軍手をして安全面には十分注意しましょう。
  • 重いものが上から落ちて怪我をすることがあるので、なるべく友人などと協力して十分に注意して掃除を行いましょう。
  • 捨てる際には、分別をきちんとしましょう。自治体のルールを必ず守りましょう。


②プロの業者に依頼する

ゴミ屋敷を片付けるもう1つの方法は、プロの業者に依頼するということです。ゴミ屋敷の住人の方のほとんどはこの方法を選択していますが、個人で掃除する場合と比べると、プロの業者に頼むメリットはどんなものがあるか解説していきます。

メリット1.除菌・消臭までやってくれる

ゴミ屋敷では片付け以外に、①衛生面②消臭面で専門的な作業が必要になります。下記に順に説明します。

  1. 衛生的面:ゴミ屋敷内は長期間にわたって飲食物やその他の物品が放置されているため、菌や細菌、ウイルスの繁殖が進みやすい環境です。これらの微生物は健康に悪影響を与える可能性があるため、専門の除菌作業によって病原体の繁殖を抑え、衛生状態を改善しなければなりません。
  2. 消臭面:ゴミ屋敷はしばしば強烈な臭いが発生しますが、これは長期間のゴミの腐敗やカビの発生によるものです。消臭の作業は、これらの臭いを取り除き居住環境を快適にするために重要です。ペットの糞尿の臭いなどは市販のスプレーなどではなかなか取り除くことができないため、特殊な消臭機器を用いることで、効果的に臭いを除去することができます。

このように、除菌と消臭の作業は、ゴミ屋敷の清掃において欠かせない要素ですが、これらの作業には適切な知識、技術、および専門の器具・薬剤が必要です。プロの清掃業者はこれらを備えており、最適な除菌・消臭法を現場に合わせて選択し、これによりゴミ屋敷の衛生状態を改善し、快適な居住環境を取り戻すことができます。

メリット2.短時間で綺麗にしてくれる

個人でゴミ屋敷を片付けようと思ったら1日程度では終わりません。一方、プロの業者は効率的な片付けに関する専門知識と適切な装備を備えており、さらに迅速に作業するための効果的なチームワーク、および安全対策を備えているので、短時間で安全にゴミ屋敷の清掃を行うことができます。

メリット3.安全に清掃してくれる

ゴミ屋敷の掃除には危険が伴うことがあります。具体的には以下のようなリスクが潜んでいます。

  1. 身体的な危険:ゴミ屋敷内は物品やゴミが乱雑に散らばっており、危険物や鋭利なものが存在する可能性があります。怪我や転倒の危険があるため、無防備に掃除すると事故につながる可能性があります。
  2. 衛生的なリスク:ゴミ屋敷は衛生状態が悪く、カビ、菌、害虫、臭いなどが問題となります。これらは健康リスクを引き起こす可能性があります。専門的な知識や適切な装備を持った業者は、衛生管理に優れた方法を用いて安全に掃除を行うことができます。

プロの業者に依頼するメリットは、彼らのこれまでの豊富な実績からの経験と専門知識を持っていることです。彼らは適切な掃除手法や安全対策を知っており、迅速かつ安全に作業を進めることができます。また、感情的なつながりや負担に配慮しながら、プロフェッショナルなサービスを提供してくれます。

このように、ゴミ屋敷の掃除は危険が伴い、個人で行うことはとても難しい作業なので、安全かつ迅速な掃除を望む場合はプロの業者に依頼することをおすすめします。

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この記事の監修者:谷澤 直樹

株式会社FIX 代表取締役
▶資格
・特殊清掃技能士歴10年以上
▶経歴
・特殊清掃案件にこれまで1,000件以上携わった特殊清掃のプロ。
▶メディア出演
・「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTube

会社名株式会社FIX
事業所名トータルクリーンアップ
代表者谷澤直樹
住所〒226-0024 神奈川県横浜市緑区西八朔220番
電話番号045-271-1545
メールアドレスtanizawa-cleanmeister@e-mail.jp
URLhttps://total-clean-up.com
古物商許可番号神奈川県公安委員会(令和5年8月4日移動) 第543861902100号